スカウトは毎日くるのに、応募ボタンが押せない|タンクローリー転職、情けない私の現在地

夜の街を走るトラックの運転席とタンクローリー転職に踏み出せない現在地 免許・資格

このシリーズの第1回で、私は「タンクローリードライバーへの転向を本気で目指す。求人を探して、応募して、面接を受ける。その記録をそのまま書いていく」と宣言しました。

今日はその続報です。宣言したあと、私が実際に踏み出した小さな一歩と、そこで見えてきた「タンクローリー求人のリアル」を、正直に報告します。

まず、求人サイトに登録してみた

第1回を書いたあと、とりあえず一歩だけ動きました。インディードに登録してみたんです。プロフィールを入れて、希望の条件を登録して。たったそれだけのことですが、25年も同じ業界にいると、これだけでも妙に緊張するものです。

そうしたら——スカウトメールが、毎日くるようになりました。朝起きてスマホを見ると、「オススメの求人があります」「応募してみませんか?」という通知がずらり。正直、こんなに来るのかと驚きました。ドライバー不足と言われているのは本当なんだな、と肌で感じます。

来る求人が、思っていた以上にリアルだった

毎日届く求人を眺めていると、いろんなことが見えてきました。せっかくなので、これから転職を考えるドライバーの参考になるよう、実際に届いた求人の中身を正直に書いておきます。

とにかくタンクローリーの求人が多い。石油、液体化成品、ミルクローリー……種類もさまざまです。第1回や第2回で「乙4が活かせる仕事の幅は広い」と書きましたが、それが求人の数として目の前に並ぶと、改めて実感します。

給料は、大型タンクローリーで月給30万〜40万くらいが多い。今より少し上がりそうな求人がいくつもありました。もちろん会社や地域、扱う荷によって幅はありますが、相場感としてはこのあたりです。

そして意外だったのが、「実務経験が浅い方もOK」「未経験歓迎」という求人が思ったより多いこと。タンクローリーは未経験でも、25年のドライバー経験と牽引免許、それに乙4があれば、十分に挑戦できそうに見えました。「経験がないと無理だろう」と勝手に思い込んでいた自分が、少し恥ずかしくなったくらいです。

極めつけは、家の近く——東京の東側のエリアにも、条件のいいタンクローリーの求人があったことです。乙4が活きて、通勤も近くなる。私が頭に思い描いていた条件に近い求人が、現実にそこにありました。これには、正直ドキッとしました。

条件は揃っている。なのに、まだ応募できていない

やってみたい仕事。給料も少し上がりそう。通勤も近くなる。資格も経験も足りている。冷静に並べれば、悪い話はひとつもありません。だったら動け——自分でもそう思います。

ところが、いざ応募ボタンの前まで来ると、指が止まる。結局、毎日スカウトを眺めるだけで、まだ一件も応募できていません。立派な理由なんてなく、ただ情けないだけです。この「条件は揃っているのに踏み出せない、揺れる気持ち」については、別の記事(学がない私が乙4を取って変わったこと)で正直に書いたので、ここでは繰り返しません。昔はトレーラーに飛び込めた私が、今回はなぜ足がすくむのか——その情けない本音は、そちらに全部置いてきました。

それでも、求人を見るのはやめていない

今回はっきりしたのは、市場は完全に「動いていい」と言っているということです。求人はたくさんある。給料も悪くない。未経験でも歓迎されている。家の近くにもある。足りないものは、もう私の「勇気」だけ。条件のせいにはできない、というところまで来てしまいました。

救いがあるとすれば、毎日届くスカウトを、私はまだ消さずに見続けているということです。応募はできていない。情けない。それでも、求人を見るのをやめていないということは、心のどこかで、まだ諦めていないんだと思います。次にこのシリーズを書くときは、「ついに応募してみた」と報告できるように。情けないなりに、少しずつでも前に進んでいきます。同じように動けずにいるドライバーの方、一緒に、少しずついきましょう。

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