前に「計算でどれだけ苦労したか」という話を書きました。じつは、苦しんだのは計算だけじゃありません。暗記も、私にとってはなかなかの地獄でした。
今日は、学がない私が乙4の暗記でどこにつまずいて、どうやって乗り越えたか——とくに「物質名がどうしても覚えられなかった話」を正直に書いてみます。同じところで頭を抱えている人の、ちょっとした参考になれば嬉しいです。
物質名が、どうしても頭に入らない
乙4の勉強で、私が一番てこずったのが物質の名前と分類でした。特殊引火物、第1石油類、第2石油類、第3石油類、第4石油類……。名前を見ても、何がどう違うのか、最初はまるでピンとこない。どれがどの分類に入るのか、覚えても覚えても、次の日には頭からスッと抜けていくんです。
トラックの運転なら25年やってきた自信があります。道もすぐ覚える。でも、紙の上の知らない言葉となると話は別でした。「これ、本当に覚えられるのか?」と、何度も不安になりました。
武器は、ユーキャンの小さい別冊
そんな私を助けてくれたのが、ユーキャンの教材についてきた小さい別冊でした。薄くて、ポケットにも入るくらいのやつです。分厚い参考書は持ち歩く気になれませんが、これなら気軽に開ける。私はこの別冊を、毎朝30分、ひたすら読んでいました。
机に向かってガッツリ勉強する、というより、コーヒーを飲みながらパラパラめくる感じ。薄い別冊だからこそ続けられたんだと思います。「今日はここまで」が見えるから、気が重くならない。学がない私には、この“軽さ”がちょうど良かった。
ゴロ合わせで、無理やり押し込んだ
それでも、ただ読むだけじゃ頭に残らない分類もありました。そこで使ったのがゴロ合わせです。理屈で覚えられないなら、語呂で無理やり押し込む。正面から覚えようとしてダメだったものが、ゴロにした途端、不思議と引っかかってくれるんですよね。
正直、今となってはどのゴロをどう使ったか、細かいところは思い出せません(笑)。でも、「理屈がわからないなら、こじつけてでも覚える」というやり方は、私みたいなタイプには合っていました。きれいに理解できなくても、試験で思い出せればそれでいい。そう割り切れたのは大きかったです。
結局は、読む→解く→また読むの繰り返し
いろいろ工夫はしましたが、結局のところ、暗記に近道はありませんでした。私がやったのは、ただひたすら「読んで、問題を解いて、また読む」の繰り返しです。
別冊を読む。問題集を解く。間違える。どこを間違えたか確かめて、また別冊に戻る。そしてまた解く。地味です。地味ですが、これを何度も回しているうちに、あれだけ抜けていった物質名が、少しずつ頭に残るようになっていきました。一発で覚えようとしないこと。忘れて当たり前、何回でも戻ればいい——そう思えてから、気持ちがだいぶ楽になりました。
学がない私でも、地味な反復で頭に入った
かっこいい勉強法なんて、何ひとつありません。薄い別冊を朝30分、ゴロで押し込んで、あとは読む→解く→また読むをひたすら繰り返しただけ。頭の良し悪しは関係なかったと思います。
おもしろいもので、最近この記事を書くために久しぶりに参考書を開いたら、「あれ、意外と覚えてるな」と自分でも驚きました。何年も前に、地味に繰り返しただけの知識が、ちゃんと頭に残っていたんです。ああ、あのやり方は自分に合っていたんだなと、今になって思います。……まあ、「今すぐ試験を受けろ」と言われたら、さすがに合格は無理ですけどね(笑)。
もし今あなたが、物質名や分類が覚えられなくて「自分には向いてないかも」と思っているなら、伝えたいことはひとつです。忘れてもいい。何度でも戻っていい。私みたいに学がなくても、地味な反復だけで、ちゃんと頭に入りました。あなたにもきっと入りますよ。


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