初めてのトラックで買うべきもの10選【現役25年が本音で仕分け】

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「トラックに乗り始めたけど、何を揃えればいいかわからない」

そんな方に向けて、25年間ハンドルを握ってきた私が、トラックドライバーの定番アイテム10個を仕分けます。

ただし最初に言っておきます。この10個を全部買う必要は、まずありません。

日帰りか長距離か、会社が何を用意してくれているか。それだけで必要なものは全然変わります。実際、私自身がこの10個のうち今使っているのは2つだけです。

ですのでこの記事では、各アイテムに「私の場合」を正直に書きました。買う前に「自分はどっち側か」を判断する材料にしてください。無駄な買い物を1つでも減らせたら、それがこの記事の役目です。


1. カーテン(仮眠・プライバシー確保)

なぜ必要か: 仮眠中の光を遮断し、外からの視線を防ぐためです。サービスエリアや待機場所での仮眠は、カーテンがあるとないとでは疲労の回復度が全然違います。フロントだけでなく、サイドウインドウ分もセットで揃えることをおすすめします。

大型トラック用のカーテンはサイズが専用設計のものが多く、汎用品では合わないことがあります。車種に合ったものを選んでください。

選び方のポイント:

  • 遮光率の高いもの(昼間でも暗くなる)
  • 取り付けが簡単なタイプ(マグネット式・ワイヤー式)
  • 車種対応モデル(大型トラック専用品がおすすめ)
  • 洗濯できる素材(衛生的に使える)

【私の場合】使っています。トレーラーに乗っていた頃にトラック用品店で買ったものを、今も使っています。ネットでも買えますが、サイズが心配ならトラック用品店で車種を伝えて選ぶのが確実です。10個の中で、私が「買ってよかった」と一番はっきり言えるのがこれです。

ネットで買うなら、必ず「車種対応」の表記を確認してください。サイズが合わないと隙間から光が入って意味がなくなります。


2. 電気ケトル(シガーソケット式・24V対応)

なぜ必要か: 休憩中や仮眠前のコーヒー・カップ麺は、長距離ドライバーの小さな幸せです。サービスエリアで毎回お湯を買っていると費用もかさみます。

重要: 大型トラックは24Vのため、必ず「24V対応」を選んでください。12V用を使うと壊れます。

選び方のポイント:

  • 容量500ml以上
  • 自動オフ機能付き
  • 転倒防止設計

【私の場合】使っていません。日帰りなので、車内でお湯を沸かす場面がないからです。これは「いる・いらない」がはっきり分かれるアイテムで、車中泊や長距離の人には価値がありますが、日帰りの人が最初に買うものではありません。


3. ドライブレコーダー(前後2カメラ)

なぜ必要か: トラックは事故に巻き込まれやすく、また「大型車が悪い」と思われがちです。映像があるとないとでは、事故後の対応がまったく違います。

選び方のポイント:

  • 前後2カメラ(後方からの追突に備える)
  • 駐車監視機能付き
  • GPS内蔵(速度・位置の記録)
  • ナイトビジョン対応

【私の場合】会社が付けてくれています。だから自分では買っていません。ここは買う前に必ず会社に確認してください。今は会社が標準で装備しているところが増えていて、後から自分で付けると二重になります。逆に「付いていない」と言われたら、これは自腹でも付ける価値があります。自分を守る道具なので。


4. 腰サポートクッション(腰痛対策)

なぜ必要か: トラックドライバーの職業病といえば腰痛です。長時間同じ姿勢で振動を受け続けるため、腰への負担は相当なものです。

選び方のポイント:

  • ランバーサポート(腰の自然なカーブを保つ)
  • 通気性のある素材(夏も蒸れにくい)
  • ズレにくい固定バンド付き

【私の場合】合いませんでした。私はコルセット派です。クッションは座面との相性があって、シートの形によっては逆に姿勢が悪くなります。私はコルセットで十分でした。

腰痛対策は人によって正解が違うので、いきなり高いクッションを買わないでください。まずは数千円のコルセットを試して、それで足りなければクッションを検討する。この順番が失敗しにくいと思います。

私が使っているのはこういうタイプのコルセットです。締め付けの強さを自分で調整できるものが使いやすいです。ずっと着けっぱなしにすると筋力が落ちると言われるので、私は荷役のときや腰が張っている日に使っています。

コルセットは「医療用」を選んでください。ここは値段をケチらない方がいいです。理由はマジックテープです。ドラッグストアで売っている一般向けのもの(バンテリンなど)は、1年も経たないうちにマジックテープが利かなくなって、締めても外れてきます。

その点、医療用として作られているものは生地もマジックテープもしっかりしていて長く持ちます。毎日締めたり外したりする道具なので、その一点だけで差が出ます。安いものを何度も買い直すより、結局こちらの方が安く済みます。


5. LED作業灯(充電式)

なぜ必要か: 夜間の荷物確認・タイヤ点検・連結部のチェックなど、暗い場所での作業は発生します。スマホのライトでは足りない場面もあります。

選び方のポイント:

  • 充電式(電池切れの心配なし)
  • 防水・防塵対応(IP65以上)
  • ヘッドライト型(両手が使える)

【私の場合】買っていません。荷台に作業灯が付いているので、それで足りています。これも車両次第です。自分の乗る車に作業灯が付いているかどうか、夜になる前に一度確認しておくといいです。付いていない車で夜間作業がある人だけ買えば十分です。


6. 車用冷蔵庫(コンプレッサー式・24V対応)

なぜ必要か: 飲み物と食料を車内で管理できるかどうかで、毎日の出費が変わります。コンビニで毎回買っていると出費がかさみます。

重要: 大型車は24V。「24V対応」を必ず確認。

選び方のポイント:

  • コンプレッサー式(ペルチェ式より冷える)
  • 15〜20L(1〜2日分の飲食物が入る)
  • スリムな形状(キャビン内に収まる)

【私の場合】使っていません。日帰りなので必要ないからです。これは完全に長距離向けです。2日以上車で生活する人なら元が取れますが、日帰りなら家の冷蔵庫で足ります。値段も安くないので、最初の一台には向きません。


7. 軍手・作業手袋(複数セット)

なぜ必要か: 荷物の積み下ろし、連結部の操作など、手を使う作業は毎日あります。素手でやると怪我のリスクが上がります。

消耗品なので、まとめ買いが基本です。

【私の場合】使っています。ただし、仕事が変われば手袋も変わりました。

トレーラーに乗っていた頃は「革手袋」でした。エアホースをつなぐとき、足回りの作業をするとき。グリスが付く場所を触るので、丈夫で安全な革手でないと話になりません。布の軍手だとすぐ破れるし、グリスが染みてきます。

今は食品を運んでいるので「ゴムの滑り止め付き」です。箱物は表面がツルツルしていて滑るんです。滑り止めがあるかないかで、荷扱いの安心感が全然違います。

つまり、手袋は「どの仕事をするか」で選ぶものです。

  • 連結作業・足回り・グリスが付く仕事 → 革手袋。丈夫さと安全性を取る
  • 箱物・食品・手積み手降ろし → ゴムの滑り止め付き。グリップを取る
  • どちらも消耗品なので、まとめ買いで常に予備を積んでおく

今の私が使っているのは、こういうゴムの滑り止め付きです。箱物を扱うならこれが一番手堅いです。消耗品なので、何双か入っているものをまとめて買っています。

トレーラー時代に使っていたのは、こういう革手袋です。連結作業や足回りを触るなら、布の軍手では話になりません。1組あれば長く持ちます。

初めての人は、まず滑り止め付きを何組か買って、革手を1組積んでおくのが無駄が少ないと思います。


8. 反射ベスト(高視認性ベスト)

なぜ必要か: 路肩での作業や荷役中に、後続車から見えやすくするためです。夜間・早朝の作業では身を守る道具になります。

選び方のポイント:

  • 蛍光イエローまたはオレンジ
  • 前後に反射テープ付き
  • サイズはゆったりめ(上着の上に着用するため)

【私の場合】使ったことがありません。正直に書きます。ただし「いらない」という意味ではありません。現場によっては着用が義務のところがありますし、その場合はたいてい会社や現場から支給されます。

自分から買う必要があるかどうかは、入る現場が決まってからで間に合います。最初に慌てて買うものではありません。


9. タイヤゲージ(エアゲージ)

なぜ必要か: タイヤの空気圧管理はトラックの安全に直結します。

選び方のポイント:

  • デジタル式(読みやすい)
  • 大型車対応(最大測定圧が高いもの)
  • バルブアダプター付き

【私の場合】持っていません。3ヶ月点検で整備が見てくれるので、自分で測る必要がないからです。

会社に整備の体制があるなら、これは優先度が低いです。日常点検はタイヤの目視と、走り出しの感覚で十分やれます。個人事業主で自分の車を管理する立場なら、話は別です。


10. クーラーボックス(小型・保冷)

なぜ必要か: 車載冷蔵庫を置けないキャビンの場合、または補助として使えます。夏場の飲み物管理、弁当の保管に使えます。

選び方のポイント:

  • 10〜15L(小型で邪魔にならない)
  • 保冷力が高いもの(真空断熱パネル入りが理想)
  • 座れる強度のあるもの(現場での簡易椅子にもなる)

【私の場合】使っていません。日帰りなので、朝に水筒とペットボトルを積めば足りるからです。夏場に長い待機がある人、長距離の人には価値があります。冷蔵庫より安いので、そういう人は先にこちらを試すのもありです。


買わなくてよいもの(初心者が買いがちな罠)

  • × 高級シートカバー(最初から)

乗り慣れてから自分の好みに合わせて買う方が失敗が少ない。

  • × カーナビ(高額なもの)

スマホのナビ(Google Maps・Yahoo!カーナビ)で当面は十分。大型車対応の専用ナビはある程度経験を積んでから。

  • × 多機能ツール類

「あれもこれも」セットは結局使わないものが多い。必要になったときに単品で買う方が無駄がない。


まとめ:あなたはどっち側か

10個をもう一度、「誰に必要か」で並べ直します。

全員に必要(まず買っていい)

アイテム理由
カーテン仮眠の質が変わる。私も25年使っている
作業手袋毎日使う消耗品。仕事に合わせて選ぶ

会社の装備を確認してから

アイテム確認すること
ドライブレコーダー会社が付けているか(今は標準の会社が多い)
LED作業灯荷台に作業灯が付いているか
反射ベスト現場で支給されるか、着用義務があるか
タイヤゲージ整備・定期点検の体制があるか

長距離・車中泊の人だけ

アイテムひとこと
電気ケトル24V対応を必ず確認
車用冷蔵庫2日以上乗るなら元が取れる
クーラーボックス冷蔵庫より安い。夏の待機が多い人に

人による(試してから)

アイテムひとこと
腰サポートクッション私は合わずコルセット派。安いものから試す

25年やってきて思うのは、道具は「揃えるもの」ではなく「必要になったら買うもの」だということです。最初から完璧に揃えた人ほど、使わない物を積んでいます。

まずはカーテンと手袋。あとは走りながら、自分に足りないものが見えてきます。


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