乙4に合格して、正直なところ——すぐに何かが変わったわけではありませんでした。
苦労して取った資格なのに、しばらくは「取っただけ」。免状は引き出しの中で眠ったままでした。それでも今振り返ると、あの乙4は確実に私を少しずつ変えてくれていました。今日は、学がない私が乙4を取ってから何が変わったのか、正直な気持ちを書いてみます。
正直、しばらくは「取っただけ」だった
合格の知らせが来たときは嬉しかったですが、だからといって生活がガラッと変わるわけでもありません。今の仕事ですぐに必要だったわけでもなく、乙4はしばらく眠ったままでした。
実際に「使った」と言えるのは、前に書いた転職の面接くらい。資格欄に「危険物取扱者 乙種4類」と書けたことで、少しだけ自分を大きく見せられた気がします。それくらいで、劇的な使い道があったわけではありません。
でも、確実に変わったことがある
「取っただけ」と言いましたが、気持ちの面では確実に変わりました。
まず、転職の幅が広がったこと。求人を見るときに「これは乙4がいるな」という案件にも、堂々と手を伸ばせるようになりました。選択肢が増えるというのは、それだけで心に余裕が生まれます。
そしてもうひとつ。「もっといろんな資格を取りたい」と思うようになったんです。学がないと思い込んでいた自分が、一個取れたことで「あれ、やればできるんじゃないか」と。その勢いでフォークリフト、簿記3級と取って、今もまだ何か取れないか模索中です。気づけば、ただの資格マニアになりかけています(笑)。
でも、これは乙4がくれた一番大きな変化かもしれません。「自分にもできる」という小さな自信。これが、次の一歩を踏み出す燃料になっています。
ずっとやりたかったタンクローリー、でも動けない自分
正直に書きます。私はずっと、タンクローリーをやってみたいと思っていました。乙4を取ったのも、心のどこかにその気持ちがあったからかもしれません。
最近、今の会社が遠くなってしまって、本気で転職を考えるようになりました。求人も実際に探しています。条件だけ見れば、悪くないところもある。乙4だってある。
……それなのに、どうしても動く勇気が出ないんです。「今のままでもいいかな」「この歳で変えるのもな」と、自分に言い訳ばかり並べてしまう。そんな情けない自分に、正直イライラしています。
25年トラックに乗ってきても、新しい一歩はやっぱり怖い。資格を取るより、実際に動くことのほうがずっと勇気がいる。これが今の、嘘のない私の現在地です。
でも「今のままでいいかな」と思う自分もいる
イライラする一方で、こうも思うんです。「今のままでも、別にいいんじゃないか」って。
今の暮らしは、いますぐ何かに困っているわけではありません。どうしても今すぐ変えなきゃ、という切実な事情があるわけでもない。だからこそ、わざわざ波風を立ててまで動く必要があるのか——と、考えれば考えるほど迷ってしまうんです。
まわりを見ても、友達もなんだかんだ言いながら今の仕事を続けている。最近は会社の人たちとも仲良くやれていて、人間関係で辞めたいわけでもない。むしろ居心地は悪くない。そんな中で「辞めます」って、本当に言えるのかな……と、考えるほど足がすくみます。
結局、今いちばん引っかかっているのは「通勤が遠くなったこと」だけ。通勤さえ我慢すれば、今のままでもいいんじゃないか。最近はそう思い始めている自分もいます。
「やってみたい」という気持ちと、「今のままで十分」という気持ち。どちらも嘘じゃない、両方とも本物の自分です。きっと、転職を迷っている人の多くが、こんなふうに揺れているんじゃないでしょうか。答えはまだ出ていません。でも、無理に出さなくてもいいのかな、とも思っています。
それでも、乙4は取っといて損はない
こんな煮え切らない私ですが、これだけは言えます。少しでも興味があるなら、乙4は取っておいて損はない資格です。
私はトラックを引退したあとも、アルバイトでもしながら、無理なく働いて老後を過ごしたいと思っています。体が動くうちは、細々とでも仕事をしていたい。そんなとき、乙4があれば時給が少し上がる。ガソリンスタンドなんかでも重宝されます。先々のことを考えても、持っていて困る資格ではありません。
「取ろうか迷っている」という人は、なぜ迷っているのかを一度考えてみるといいかもしれません。お金が理由なら、私はユーキャンで始めて最後は参考書で取りました。時間が理由なら、朝30分でも続ければ取れます。本当に必要ないなら、無理に取る必要もない。
ただ、ほんの少しでも「やってみたい」があるなら——学がない私でも取れたんです。あなたにも、きっと取れます。

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